夏休みといえば…1

夏休み真っ只中、ブログの更新がすっかりご無沙汰になってしまった。次から次にやるべきことがあり、時間が慌ただしく過ぎていくので毎日があっという間なのである。こうしてじっくりと文を書くことが難しく歯がゆいのだが、こればかりは仕方ない。私は子どもたちと過ごす、今という時間を楽しんでいるのだと納得している。

しかし、これだけは書き留めたいと思い立ち、こうして記事を書いている。

今週末から始まる夏のジブリ祭りについてだ。どうしても書き留めたいだなんて、大げさに聞こえるかもしれないが、私にとってジブリ映画は、いつまでも色褪せない宝物なのだ。今年の夏は「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「耳をすませば」の3作品が夏を彩る。

どれも素晴らしいのだが、ジブリ作品の中でとりわけ私が好きなのは「魔女の宅急便」である。キキという少女の成長が描かれている物語であるが、作品には人生の全てが詰まっているようで、いつ観ても心をグッと掴まれてしまう。

ここから先は、私のとりとめもない感想文がダラダラと展開されるのだが、どうかあしからず。お付き合いいただきたい。


物語の序盤、キキのお父さんが言う。

「いつの間にこんなに大きくなっちゃったんだろう…」

もう駄目だ、涙が落ちてしまう。(果たしてこんな調子で大丈夫だろうか…笑)

今朝、椅子に腰掛けて見上げると、そこに寝起きの長女が立っていた。いつもよりのんびり起きてきては寝ぼけ眼をこする姿。いつの間にこんなに大きくなっちゃったんだろう…そう、私も同じことを感じたばかりなのだ。あんなに小さかったのに。わが子が大人になっていくことを止められはしないのだ。こみ上げる切なさと愛おしさは、キキのお父さんと同じ感情だろう。

涙で見送る両親とは対照的に、はつらつと旅立つキキ。彼女の世界は希望に溢れている。ここでラジオから流れるユーミンの「ルージュの伝言」がたまらない。キキの背中をぐっと押しているようなリズムは、観ている私達のワクワクする気持ちをさらに盛り上げてくれる。映画を観なくとも、この曲を聴くだけでキキが飛んだ海沿いの気持ちいい風景が目の奥に広がるのだから不思議だ。

コリコという大きな時計台のある街を見つけたキキ。「第一印象を大事にしなきゃ」そう言ったものの、都会の街中をほうきでうまく飛ぶことが出来ず、走る車の列をめちゃくちゃにしてしまう。恥ずかしさのあまりか、助けてくれたトンボに対して「あなたに助けてって言った覚えはないわ」と強がる姿に、思わず分かる分かると、大きく頷いてしまう。自分をよく見せようとして失敗すること、若い時は本当によくあった。その度に恥ずかしい思いをするのだけど、出来ない自分や未熟な自分を認めるのも他人に見せるのも怖い。そんな自分を愛してもらえるか不安だからだ。若さ幼さゆえに取り澄ます感覚は、誰もが経験したことがあるんじゃないかと思う。

それでも、歳をとるごとに、理想とは違う自分を愛せるようになってくる。愛せる、というか受け入れられるというか。ある種の諦めがそこにはある。どんな私でも、私は私とずっと生きていくし、取り繕った自分よりもありのままの自分を愛してもらう方がずっといい。肩肘を張ることに疲れた頃、肩の力はふっと抜けるのだ。


…さて、今回の記事ではここまで。まるで夏休みの宿題のような「魔女の宅急便」感想文、まだまだ続くと思います(笑)

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